BFD3の「この機能はここにあったのか」を集めました

BFD3を買って半年くらい経ちました。

音の良さは大満足なんですが、いまいち「どこになにがあるのか」がわかりづらいです・・・。

半年間いろいろ調べながら使ってきたので、「わかりづらいけど、この機能はここですよ」という知見をシェアしたいと思います。

  • オーバーヘッド・ルームマイクの調整
  • スネアの表・裏の調整
  • パーツのリンク(トリガー)
  • チューニング&ミュート(ダンプ)
  • マッピングの変更

パーツの読み込みのような、一番基本の機能については紹介しません。
何回もクリックしないと現れないような機能に焦点を当てています。

オーバーヘッド・ルームマイクの調整

BFD3を使い始めてまず引っかかったのは、「オーバーヘッドとかルームってどうやって調整するの・・・?」という点でした。

パーツごとの「オーバーヘッドにはこれくらい送る」「ルームにはこれくらい」という調整は、右の詳細タブに出てくるからすぐ分かりました。

でも、「オーバーヘッド全体の音量」とか「ルームの鳴り方」の調整はどこでやるのか全然わかりませんでした。

いろいろと調べた結果、「AmbMix」のサブトラック(と呼ぶのかはわかりませんが)を開く必要があることがわかりました。

マイクごとの音量調整

「AmbMix」トラックには逆三角形のマークがあるので、そこをクリックすると、アンビエンス系マイクのトラックが全部表示されます。

各マイクの音量はこのフェーダーから操作できます。

めちゃくちゃたくさんマイクがありますが、「Mono」とか「Comp」の使いみちはまだよく分かっていません。

基本的にはオーバヘッド+ルームを使えば事足りるという印象です。

マイクごとの音質を変える

Tweaks画面を開くことで「Distance」と「Width」を調整できます。

「Distance」は、マイクとドラムの距離を調整できます。上げていくと、メインマイクよりも遅れて「ダダッ」という感じになります。効きが強いので、12時以降はほとんど使わないんじゃないでしょうか・・・?

「Width」は、2つのマイクの距離を調整できます。アンビエンス系トラックはステレオなので、1トラックごとに2つのマイクを使っています。100%が基本で、0%にすればモノラルになりますし、さらに広げることもできます。

スネアの表・裏

スネアの表・裏マイクをそれぞれ調整する方法も同様です。

やっぱり逆三角形をクリックする必要があります。

「表」「裏」「リム」の3つが開きました。

パーツのリンク(トリガー)

「特定のパーツを鳴らしたら別のパーツも鳴らす」

これがBFDのリンク機能です。

全然違うパーツ(スネアとシンバルなど)を鳴らすこともできますが、基本的には同じパーツを重ねて、音に厚みを持たせるのがメインの使い方になると思います。

まずは「Link」モードにします。(画面を変わりませんが、青いドラムセットをクリックしたときの挙動が変わります。)

メインのスネアから、サブのスネアにドラッグします。

ミキサーに赤い線が表示されれば成功です。「Snare」を鳴らすと「Snare2」も同時に鳴ります。

ドラッグ操作は、「メイン」→「サブ」で行います。
逆にすると「サブ」を鳴らしたときに「メイン」が鳴ってしまい、意図した動作が実現できません。

チューニング&ミュート(ダンプ)

「Tweaks」画面を開きます。

「Tune」でチューニング、つまり音の高さを調整できます。ただ残念ながら、スネアの表・裏を独立して変えることはできません。

「Damp」でミュートの効きを調整できます。基本的には「サスティンを減らす」ような挙動です。キックやタムに使うことが多いと思います。

マッピングの変更

手動で自分専用のマッピングを作ることもできますが、プリセットとしても多数用意されています。

左上の「File」から「Load Key Map」をクリック。

以下のような画面が表示されるので、お好きなマッピングを選びましょう。

まとめ

BFDは音は良いんですが、画面の作りがごちゃごちゃしていて、正直使いにくいです・・・。

「こんな機能あったのか!」というのを、この記事で1つでも知ってもらえたらうれしいです。