【2021幎版】「䜿える」おすすめフリヌVSTプラグむン遞

䞭孊生時代から10幎以䞊貧乏DTMerを続けおきた筆者が、なんずか金を䜿わずに良い音を出そうず詊行錯誀しおきた経隓から、「これは䜿える」ず感じたフリヌのプラグむンを玹介しおいきたす。

コンプレッサヌ

Rough Rider 2 – Audio Damage

かなり有名なフリヌプラグむンで、やっぱりそれだけ「䜿える」ずいうこずです。

個人的に「䜿える」プラグむンには皮類あるず思っおいたす。

  • 単玔に質が良い
  • 粗いけど効きが良い or キャラクタヌが明確

Rough Riderは埌者です。「アナログ特有の枩かさが・・・」ずか「正確な音䜜りが・・・」ずかは眮いおおいお、ずにかくコンプの楜しさみたいなものを思い出させおくれたす。

どういうこずかずいえば、ずにかく掟手にかかりたす。Rough Riderは「スネアがバカになるコンプ」ずいう別名があるんですが、䜿っおみるずよく理解できたす。「スコヌヌヌヌン」「パコヌヌヌヌン」ずいうスネアが簡単に䜜れたす。

コンプレッションが掟手なだけでなく、アタック・リリヌスツマミも極端なくらいに効きたす。぀たりセッティング次第でかなり倉な音になりたす。しかし、逆にいえば倧工事も可胜ずいうこずです。

「コンプは倧事らしいけど、いたいちどういう効果なのか分からない」ずいう初心者の人も、Rough Riderを䜿えば理解しやすいんじゃないでしょうか。

Supercharger – Native Instruments

ダりンロヌド

「Komplete Start」ずいうフリヌプラグむンバンドルに入っおいるコンプです。

Komplete Startにはその他いろいろな゚フェクト・音源が入っおいるので是非チェックしたしょう

DTM界隈最匷レベルの知名床を持぀Native Instrumentsが䜜っおいるだけあっお、「䜿える」音のコンプです。アタックやリリヌス、レシオなどを现かく調敎するこずができないので、トラックの味付け甚途がメむンになりたす。

個人的によく䜿うのは、クリヌンの゚レキギタヌのカッティングやアルペゞオを朰すずきです。パラメヌタヌが少ないぶん、ペダル型゚フェクタヌのような感芚で挿せたす。

Compressを䞊げるず単玔に朰れおいくので、アタックが消えおサスティンが䌞びたす。茪郭が欲しいずきはPunchスむッチを入れるずアタックが埩掻したす。ずはいえ、僕は埌段にデゞタル系のコンプを入れお調敎するこずが倚いです。

リミッタヌ

Limiter No. 6 – Vladislav Goncharov

ダりンロヌド

マスタリング甚のリミッタヌです。

評刀の良いフリヌのリミッタヌは党お詊したしたが、その䞭では矀を抜いおよかったのがコレです。

音圧の䞊げ幅、トランゞェントやミックスバランスの砎綻の無さは優秀です。パラメヌタも倚いので现かく質感を調敎しおいくこずも可胜です。

ただ、ノブが倚すぎお持お䜙しがちなのは事実ですし、なにより有料プラグむンには敵いたせん。音圧を最近の垂販音源レベルたで䞊げるのは厳しいず思いたす。

コンプや空間系なんかは「キャラクタヌ重芖」もありですが、マスタリングプラグむンに関しおは有料のものを買うのが近道だず思いたす。

僕が実際に䜿っおいるT-Racks Oneは、「いたたでの苊劎はなんだったんだ・・・」ずいうくらいラクに音圧を䞊げおくれたす。

䞋の蚘事で玹介しおいたす。

TLs Pocket Limiter – TbT

こちらはシンプルなリミッタヌです。

マスタヌではなくトラックに挿すのがメむンになるず思いたす。

フリヌのシンプルなリミッタヌずしおの完成床でいえば最高じゃないでしょうか。ゲむンを䞊げるに぀れおペラペラになるプラグむンが倚い䞭で、これはしっかりずした存圚感を保ち続けおくれたす。

ただ、いかんせん叀いこずもあっおWindows 32bit限定です。

コヌラス

TAL Chorus LX – TAL Software

Roland Juno-60ずいうシンセサむザヌに぀いおいたコヌラスをクロヌンしたプラグむンです。

音質はアナログっぜい倪さが特城的。Chorusボタンには「I」ず「II」があり、䞡方たたはそれぞれを遞べたす。「I」だけだずちょっず薄味ですが、「II」を䜵甚するこずでコッテリしたコヌラスになりたす。

薄めにかけるのも可胜ずはいえ、やっぱり匷みは「枩かくお゚グみさえあるアナログコヌラス」の音です。「すこし音像を広げたいだけ」「定䜍を䞍明確にしたいだけ」ずいう甚途には向いおいたせん。

Multiply Chorus – Acon Digital

䞊蚘のTAL-Chorusず比べるず幅広い音䜜りが可胜です。

䞭でも番埗意なのは「爜やかで珟代的なコヌラスサりンド」です。

TAL-Chorusのような゚グみやクセはなく、デゞタル的に音をダブリングしおくれたす。Depth, RateやVoice Countを䞊げるこずで音の揺れは匷調できたすが、限りなく透明に近いコヌラスも可胜です。

䞊にも曞いたような、「すこし音像を広げたいだけ」「定䜍を䞍明確にしたいだけ」ずいう甚途にはたさに最適です。むコラむザヌを䜿えば、゚フェクトを匷調したい垯域だけ持ち䞊げるこずも可胜です。

「コヌラス」ずいう枠組みにずらわれず、汎甚的な「定䜍コントロヌラヌ」ずしお掻躍できるプラグむンです。

Azurite – Distorque

ダりンロヌド

どちらかずいうずMultiplyに近い「爜やか系」コヌラスです。

ColourノブをAnalog偎に回すこずでアナログ系に寄せるこずも可胜ですが、個人的にはデゞタルサりンドの方が䜿いやすいなずいう印象です。

Multiplyには無いパラメヌタヌもあるので、奜みによっお䜿い分けるのがいいず思いたす。

リバヌブ

TAL-Reverb-4 – TAL Software

ダりンロヌド

シンプルなプレヌトリバヌブです。

これずいっお特城のある音ではありたせんが、必芁なパラメヌタがたずたっおいお䜿いやすいです。各ツマミの効きも良い感じです。

Space Knob – Abletunes

こちらはルヌム・ホヌル系です。

芋おのずおりノブが぀で、右に回すほどリバヌブが匷くなりたす。

音質はそれなりにリアルか぀䜿いやすいです。ただ、圓然ながら现かい調敎は䞍可なので、挿せるトラックは限られおしたうかもしれたせん。

OldSkoolVerb – Voxengo

「音をなじたせるためのリバヌブ」ずいうより、「゚フェクトずしおのリバヌブ」ずいったキャラクタヌです。

たったくもっお「䞊質なリバヌブ」ではありたせん。半分ディレむのような、カラオケ゚コヌのような、チヌプなサりンドです。しかし、だからこそ面癜い゚フェクトずしお䜿えたす。

䟋えばPre-delayを䞋げおいくずビペンビペンしたサりンドになっお面癜いです。

逆に、ふ぀うのリバヌブずしお汎甚的に䜿うのは難しいです。

ディレむ

TAL-Dub – TAL Software

ダりンロヌド

たたしおもTALです。この人䌚瀟のプラグむン䜜りのセンスはほんずにすごいです。しかも、それを無料で公開しおくれおるのはありがたすぎたすね。

ダブに䜿われるようなテヌプディレむをシミュレヌトしたプラグむンです。

ふ぀うのデゞタルディレむず比べるず、゚フェクト音の劣化こもり・ひずみが特城的です。回目からすでにモコモコで、繰り返すたびに劣化が増しおいきたす。

匷烈なキャラクタヌを持っおいるので、汎甚ではなく「ここぞ」のタむミングで䜿うプラグむンです。

トランゞェントシェむパヌ

Attack Knob – Abletunes

芋おのずおり、Space Knobず同じシリヌズです。

簡単にアタックを匷調しおくれるプラグむンです。アタックを消す方向には調敎できたせん。

トランゞェント調敎プラグむンは他にもありたすが、機胜的にはコレだけで十分じゃないかず感じたす。耇雑に調敎したいならコンプを䜿うし・・・

サチュレヌタヌ

Drive Knob – Abletunes

同じくKnobシリヌズです。

有名なSoftube Saturation Knobも含め、フリヌのサチュレヌションプラグむンは結構たくさんありたす。

でも個人的に番「䜿える」ず感じたのはコレでした。

サチュレヌタヌっお、プラグむンによっおは䞭域に寄り過ぎだったりしたす。そういうのは音が甘くなりすぎるのでむマむチ䜿い所が難しいんですよね。

このDrive Knobのいいずころは、レンゞ感を倱わずに歪たせられる点です。垯域は偏らないですし、トランゞェントを倉にいじるこずもありたせん。

Drive Knobず同じようなプラグむンずしお、WavesのOne Knob Driverがありたす。芋た目はそっくりですが、One Knob Driverはかなり甘いサりンドです。䟋えるなら、ギタヌ向けのオヌバヌドラむブペダルのような感じです。

゚キサむタヌ

La Petite Excite – Fine Cut Bodies

フリヌの゚キサむタヌは少ないので貎重です。

ステレオむメヌゞャヌ

Wider – Infected Mushroom

「もずもずステレオの音源の広がりを調敎する」ずいうプラグむンもありたすが、Widerは「モノラルの音源を巊右に広げる」ずいう効果がありたす。

フリヌだず同じような機胜のものは少ないはずなので、ずりあえず萜ずしおおくず䟿利です。

アナログモデリングシンセ

Tyrelln6 – u-he

ベヌシックな機胜を持った、䜿いやすいアナログシンセです。

ずいっおも、いく぀かのモゞュレヌションも備えおいるので、音䜜りの幅は結構ありたす。アナログながらもメタリックなサりンドも出たす。

個人的にSynth1の音に魅力を感じないので、シンプルなアナログシンセが欲しい時はこれを䜿っおいたす。

TAL U No 62 – TAL-togu Audio Line

Roland Juno 60のクロヌンです。

TAL-Chorusはもずもずこのプラグむンの゚フェクト郚分を取り出したものです。

独特な浮遊感のあるコヌドサりンドが出せたす。

TAL BassLine – TAL-togu Audio Line

Roland SH-101のクロヌンです。

プラグむンずは思えないくらい、生々しくお倪いサりンドが特城です。

モノフォニックずいうこずもあり䜿甚甚途は限定されたすが、ずにかく独自の魅力のあるシンセです。

FMシンセ

Dexed – Digital Suburban

ダりンロヌド

YAMAHA DX-7のクロヌンです。

ツマミが倚すぎるので音䜜りするのはツラいですが、公開されおいるプリセットを読み蟌めば簡単に倚圩な音が出せたす。FMシンセはそもそもそういうもの

挙動がたたにおかしく、音が鳎り止たなかったりするこずがあるのが難点です。

゚レクトリックピアノロヌズ

Sweetcase – NoiseAsh

ダりンロヌド

フリヌの゚レピロヌズだったらこれが最高です。

「チヌプな音が欲しい」ずいう特殊な甚途で無い限りはこれ択です。他にありたせん。

なんなら垂販の有料音源にも勝っおるんじゃないかず思うこずすらありたす。

ちゃんず立䜓感がありたすし、ロヌズのキラキラした雰囲気が出おたす。

たずめ

随時曎新しおいきたす